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花粉症のアレルギー反応が起こるメカニズム

2020年05月20日
くしゃみをする男性

なぜ、全く危険な物質ではないはずの花粉によってさまざまなつらい症状が出てしまうのでしょうか。そのメカニズムを知っておいた方が良いかもしれません。

少量であればアレルギー反応を起こすことはないでしょう。しかし、大量にスギやヒノキなどの花粉が飛散して、体内に大量に入ってしまうと体が異物と判断してしまいます。もともと体には異物を体外へ排除する働きがあるからです。

目や鼻から入ってきた花粉をリンパ球が異物と判断すると、リンパ球がIgE抗体を作り出します。このIgE抗体が今度は肥満細胞と結合します。この時点ではまだアレルギー反応が起こっていません。しかし、次に体内に花粉が入ってくると今度は肥満細胞からヒスタミンが分泌されてしまい、ここでアレルギー反応が起こります。

ヒスタミンが分泌されると異物である花粉をくしゃみや鼻水などで体外へ排出しようとします。だから、くしゃみや鼻水が花粉症の象徴ともいえる症状なのです。目からも体外へ排出するために目がかゆくなったり、涙が出たりします。

もともとは危険なわけでもありませんし、決して問題があるわけではないのですが、大量に体内に入ることが大きな問題です。今の日本は特にスギがたくさんあります。元々は材木として使用するために大量に植林されましたが、安い外国の木材を使用することになったためにスギが放置されています。だから、年々飛散量が増えており、多くの人が花粉症になりました。

大量の花粉を吸い込むなどしなければ、IgE抗体と肥満細胞が結合することもなかったはずです。スギはもちろんですが、今では他の植物の花粉に対してもアレルギー反応を起こす人がかなり増えています。他の植物の花粉症もメカニズムは同じです。目には見えないくらい小さいから気付かないうちに大量の花粉を体内に取り込み、体が異物と判断することが多くなったのかもしれません。

一度、IgE抗体と肥満細胞が結合してしまうとずっと同じ症状が出てしまいます。中には、悪化してしまう人もいるほどです。軽い症状で済む人もいますが、花粉症は個人差があります。一人一人体質が違いますし、生活習慣にも違うためです。

実は、花粉症の人はハウスダストやダニなどのアレルギーを持っていることがとても多いです。ハウスダストやダニなどにも反応してしまって、ますます花粉症が悪化したかのように感じることもあるかもしれません。

メカニズムを知ると、なるべく体内に花粉が入らないように気をつけないといけないことがわかります。体が異物と判断してしまったら大変なことになってしまうからです。大量に体内に入ってこなければ異物とみなさなくて済みますし、アレルギー反応が出なくて済みます。重い症状が出てしまうと治療しないと日常生活に支障をきたすこともありますので、まだ花粉症になっていないのならばこれからならないようにするためにも、適切に対処しておいた方が良いかもしれません。

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